• 2007/10/03 掲載

部分最適ではなく全体最適が真に高品質なITサービスを実現する--BSP 竹藤氏(2/2)

【ITキーパーソンインタビュー(10)】

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同じ悩みを抱えている人が出会い自分の問題を解決してくれるツールやサービスを発見できる場

──毎年開催しているBSPフォーラムも、運用管理者との接点を深めるためのものですね。フォーラムの位置付け、目的や開催状況などを教えてください。

 BSPフォーラムは、2004年にプライベートセミナーの位置付けで始めました。その時々のITトレンドやビジネス環境のほか、お客さまの抱えているシステム運用における課題や問題なども踏まえて毎年のフォーラムテーマを決め、運用に携わる方々を積極的に応援するため、弊社グループの取り組みや運用に関する最新技術情報、具体的な事例など、鮮度の高い情報をご提供する場として開催しています。

 今年のテーマをひと言でいうと「ITサービス」となります。実は今年から使い始めている言葉ですが、これまでの「運用」に変わるものとして、ITを使ってサービスを提供する部門という意味合いで使うようになりました。さきほどご紹介した「LMIS(エルミス)」のコンセプトとも重なりますが、ビジネスに直結した「ITサービス」を提供するためには、システムの企画・開発の段階から運用を意識してほしいと常々考えています。そのためには、開発から運用に引き継がれるまでの間のいろいろなテストやリハーサルなども十分に考慮しなければならないでしょう。サービスを提供している間にインシデントが起これば、それも開発にフィードバックしなければいけません。完成したプログラムがサービスとして提供された後、利用され改善されて次の新しいサービスに生まれ変わるという循環はまさに“ライフサイクル”と言えます。このライフサイクルという観点から、今や「部分最適」から「全体最適」、「運用」から「ITサービス」、「コスト削減」から「品質向上」を考えなければならないというわけです。

 そのため、本フォーラムを開催するにあたって、ご協力いただいているパートナーさまはもちろんのこと、競合企業の方にも広くお声がけをしています。おかげさまで昨年は全国4会場で700人を超えるお客さまにお越しいただき、今年はさらに規模を拡大して開催する予定です。

 弊社は、あくまでシステム運用、ITサービスをもっともっと良くしたいという思いのもと、機能的で付加価値の高いツールやサービスを提供しています。BSPフォーラムを通して、システムの運用・管理やITサービスに携わる方々に広く集まっていただくことで、同じような悩みを抱えている人たちに出会い、「この問題を解決してくれるソリューションがこんなにも多くあるのか」と発見し、共感していただければうれしいですね。

お客さまの満足度向上とともに着実に成長していきたい

──今後の経営ビジョンを教えてください。

 BSPグループは、パッケージビジネスの会社、コンサルティングを行っている会社など、グループ5社で幅広いサービスを提供しています。我々のビジネスの軸足はシステム運用にありますので、この領域に特化して、コンピュータのお世話をされている方たちがお困りになっていることを肌で実感しながら、今後とも、真にお役に立てる製品やサービスを提供していきたいと考えています。

 お客さまの要望に的確に応え、お客さまの満足度の向上とともに、我々も着実に成長していきたいと願っています。

(聞き手・構成:編集部 執筆:田中拓也 写真:伊藤孝一)

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