- 2007/07/30 掲載
NECと日立、世界初HDD水冷などを採用した静音水冷システムを共同開発
このシステムは、日立の最新のCPU水冷ジャケットを用いて、世界初となるハードディスクドライブ(HDD)向けの水冷ジャケットとともに、デスクトップPC向けの新水冷システムとして、共同開発されたもの。
HDD水冷ジャケットにより、HDD全体を吸音材・防振材で包み込むことが可能になりHDD稼動音を10dB以上低減。また、低回転タイプ(毎分1,000回転以下)のラジエータファン、低駆動音タイプのマイクロポンプおよび、各部への高性能吸音材の採用により、水冷システム全体としての駆動音も低減している。
その結果、従来の水冷システムを搭載したPC本体では、最大稼働時の静音レベルが30dB程度であったのに対し、新水冷システム搭載のPC本体では25dB程度まで静音化されている。DVDレコーダー以上の静音性を実現するAVパソコンの開発が可能となり、高音質なデジタルコンテンツ鑑賞や深夜の書斎でのPC利用、就寝中のテレビ番組録画にも稼動音が気にならないという。
本システムは、今後NEC製の次期個人向けデスクトップPCへの採用を予定している。
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