NTTデータ、中国深センにITサービス提供の拠点

　NTTデータは27日、中国深セン市網藍実業有限公司（BlueNet）から、その子会社である深セン東洋網藍軟件服務有限公司（EastNet）の株式51％を譲り受け、新たに「深センNTTデータイーストネット」を設立すると発表した。

　NTTデータは今回の持分譲受を通じ、中国における安定したITサービスを提供する現地拠点を確保することで、製造業を中心とした日系グローバル企業の中国現地拠点や日本本社のIT需要を統合的に満たす、グローバルな基幹システム構築への期待に応える体制強化を狙う。

　EastNetは、日系グローバル企業が集積する中国華南地域を中心に、すでに約200社におよぶ日系企業の顧客基盤を持っており、コンサルティングから基幹システム導入後の活用・定着に至るITサービスを提供している。今回の新体制発足により、NTTデータから営業連携・人材交流・経営面およびプロジェクト面におけるマネジメントレベルの高度化を図り、日系グローバル企業の業務改善、基幹システム導入、活用・定着、保守運用などの強化を目指す。