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アズジェントは、日本セーフネットと販売契約し、イーサネット暗号化アプライアンス「SafeEnterprise Ethernet Encryptor」の販売を本日から開始する。価格は、 173万8,000 円など。
「Ethernet Encryptor」は、レイヤ2 のイーサネットフレームを暗号化するため、上位レイヤのプロトコルに依存しない点が特徴となる。このため、SNA などのプロトコルを使用しているネットワークにおいても容易に暗号化を行える。さらに、ヘッダなどを付加することなく、イーサネットフレームのデータ部分を暗号化するため、追加ヘッダによるオーバーヘッドは発生しない。また、100Mbps および1Gbps の全二重でのワイヤレートのパフォーマンスを発揮するため、VoIP などのショートパケットが多く流れるネットワークにおいてもボトルネックを気にする必要はない。
個人情報保護法の施行以来、金融業界や官公庁など秘匿性の高い情報を取り扱う業界では、暗号化を通信会社任せにせず、自らデータを保護するための手段を検討する組織が増えている。その手段として、これまでのネットワークの暗号化にIPsec が多く用いられていた。しかし、IPsecの暗号化には、 IP パケットを暗号化する際にヘッダを付加するため、VoIP などのショートパケットが多くなるほど、パケット送信のオーバーヘッドが発生し、遅延が生じる、SNA など、IP 以外のレイヤ3 プロトコルを使用しているネットワークでは使用できないなどの問題があった。
同社では、新製品を金融、官公庁ならびに個人情報の取り扱いに注意を払う必要のある組織をターゲットに販売を行っていく。
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