- 2007/07/24 掲載
日本ビクターとケンウッドが資本業務提携、経営統合の検討も
日本ビクターでは、抜本的な経営再建のため、今回の決定に至ったもの。ケンウッドの売上高の6割を占めるカーエレクトロニクス事業の約半分の市販(オーディオ)分野において、日本ビクターの同分野を合わせると事業規模が倍増しグローバルマーケットシェア1位となる。ケンウッドでは、カーナビゲーション、ホーム/ポータブルオーディオも含めたマルチメディア分野のJV(合弁会社)等による共同開発や共同資材調達、相互製造委託などによって、スケールメリットによるコスト競争力強化などのシナジー効果を期待する。
なお、日本ビクター、ケンウッド、スパークス・グループ傘下の投資運用会社スパークス インターナショナル(ホンコン)リミテッドは、日本ビクターがケンウッド、スパークス インターナショナル(ホンコン)リミテッドが運用する複数の投資ファンド(以下、スパークス運用ファンド)を割当先とした第三者割当による新株式の発行、およびそれに伴うケンウッド、スパークス運用ファンドが増資の引受を行うことを、それぞれ決議または確認した。
増資払込が実施された場合、日本ビクターは松下電器産業の連結子会社から持分法適用関連会社となる予定。松下電器産業は引き続き日本ビクターの筆頭株主として、日本ビクターとケンウッドの経営統合に向けての検討を側面からサポートしていくことで日本ビクター、ケンウッドおよびスパークスと合意している。
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