- 2007/07/24 掲載
住友電工ネットワークス、高速走行中でも途切れないビデオ送受信成功
今回、同社が成功したモバイルWiMAXによる実験は、時速50キロ程度で走行する車両内において、インターネット上の他のユーザーとの間でSkypeによるビデオ会議を行い、同時にVGA画質のビデオ・オン・デマンドサービスを受信するもので、双方で、ハンドオーバーの瞬間においても切れ目のない映像と音声の受信ができることを確認した。また、車両の静止状態における受信速度は10Mbpsを越え、走行時でも5Mbps近い性能(モバイルPCカード使用)が確認されており、ADSLに匹敵するブロードバンドサービスを、走行中の車両の中でも利用可能な実用性があることを実証することができた。
なお、住友電工ネットワークスが開発した基地局は無線周波数2.5GHz帯、帯域幅10MHz、最大送信電力20Wとなっており、今回のフィールド実験においてはIP疎通性能、高速ハンドオーバーを確認したが、今後は、更にMIMOの技術を基地局に実装して、より高速で安定した伝送性能を目指した開発を行う予定。
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