- 2006/08/29 掲載
王子製紙が事実上の敗北宣言
【M&A/提携】
王子製紙は、北越製紙へのTOB(株式公開買い付け)に関して、公開買付期間の延長、買付価格の引き上げおよび買付予定株式数の引き下げ等の条件変更を行わず、事実上買収を断念した。先週、北越株の過半数取得が困難になり、王子製紙の動向が注視されてきたが、条件変更によるさらなる闘争は、王子製紙にとって企業価値、株主価値につながらないと判断したもよう。
王子製紙が北越製紙のTOBを仕掛けてから一ヶ月あまり、日本型企業の買収合戦は、王子製紙の敗北で幕を閉じることになった。
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