- 2006/08/28 掲載
日本サード・パーティ、キャプランとIT人材育成などで業務提携
【M&A/提携】
現在の国内IT業界は、プログラマー、コールセンター等の下流工程の単機能業務に関しては、インド、中国等へのオフショア化によってそれらの業務が激減している一方で、上流工程であるシステムの設計・構築フェーズにおいては、複数の技術知識(多層・多様的技術知識)と複数の業務経験(多職能)を有する多くのSE人材が求められながらも、極端な人材不足が常態化し、SI企業にとってはその解決が急務となっている。SI各社は、その人材不足を補うために一般人材派遣会社等に求めているものの、それら必要なスキルを有した技術者は極めて少なく、それを承知で採用し、やむを得ずOJTを通して技術スキルを補っている。
更には、OJTを行ってもスキルが伴わず結果的に契約を解除して、更に別のスキルのない状態の派遣要員を受け入れる等の悪循環を繰り返していることが、経営的にも大きな問題となっている。
そこで、今回の業務提携によって、JTPは、UNIX、ストレージ、ネットワーク、セキュリティをはじめとした幅広い技術分野で多くの海外ITメーカの技術者教育事業をアウトソーサーとして受託している実績を背景に、SI企業が抱える不足する技術スキルを補う複合的技術教育(ブレンディング教育)カリキュラムの開発とそのカリキュラムによる技術者教育の提供を行う。
キャプランは、SI企業における外部技術者の採用人事管理のBPO(Business Process Outsourcing)サービスを提供し、人事管理のサポートを行う。また、JTPはこれらSE育成カリキュラムを専門学校へ提供して、生徒への実践に即した技術習得を促すと共に、キャプランの持つ顧客への就業支援を行う。
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