アドバンスト・メディアは、音声認識技術を活用し、声によるコマンド操作ができる会議室制御システム「AmiVoice SceneDirector」を、9月1日より販売する。

　AmiVoice SceneDirectorは、マイクに向かって簡単なコマンドを話すだけで、AVアンプ・照明機器・プロジェクターなど複数の会議室機器を一斉に制御できるシステム。マイクに話したコマンドを、制御用PCにてデータ化し、データ化したコマンドを受けたAVシステムコントローラが各機器を制御・操作する。

　たとえば、「プレゼンテーション開始」とコマンドを発話するだけで、収納されているスクリーンが降りてくる、プロジェクターの電源が入る、照明がプレゼンテーション環境に光量ダウンする、プレゼンテータの位置にスポットライトがあたるなど複数の会議室機器操作を同時制御し、設定を完了する。従来の会議室機器操作に必要であった複数のリモコン操作や階層に従った煩わしいタッチパネル操作などの不便さを解消し、ユーザーが声で意のままに操作することが可能になる。

　また、事前に声の登録をしないでも、誰でもすぐに使用できる「不特定話者対応」の技術が用いられている。初めて会議室を利用するユーザーでも簡単に声で制御可能。コマンドとして使用する言葉は、ユーザーが使用したい言葉を自由に多数登録することができるユーザーフレンドリーな設計。また、マイクは設置場所や複数の入力系統の接続に対し柔軟に対応できるため、場所を選ばずに設置することができる。