- 2006/08/22 掲載
大塚商会、中堅アパレルメーカー向けEDI連携システムを販売
【業務効率】アパレル業界向け標準EDI連携システムを販売
このシステムは、多くの百貨店やアパレルメーカーが利用している商品データベースサービスASP「CollaboAgent」(コラボエージェント)と、アパレル業界向けERPシステム「SMILEαADアパレル販売管理」を連携させるものである。これにより、中堅中小アパレルメーカーでは難しかった百貨店への商品提案、販路拡大が可能になる。パッケージソフトと「CollaboAgent」の初めての標準連携により、アパレル業界のシステム改革の推進を目指す。
従来は、商品提案のほかに百貨店ごとの基幹システムへの個別対応や、データ授受の仕組み構築など多額の初期投資がかかるため、中堅中小のアパレルメーカーが百貨店と取り引きすることは困難だった。また、商品管理においてもJANコードのほかに、アパレルメーカーごとでの商品管理コードを持っているため、アパレル業界では、自社商品コードとJANコードの二重管理の手間がかかっている。
そこで今回、百貨店への商品提案やコード管理の効率化を図るために「SMILEαADアパレル販売管理」と「CollaboAgent」をつなぐ商品マスターテンプレートを開発し、商品登録を簡略化した。登録には、JANコードを利用するが、自社商品コードとの紐付けもSMILEαADで行うことができ、コードの二重管理の問題も解決する。登録した商品は「CollaboAgent」を利用する百貨店は全て参照できるので、百貨店別に商品提案する手間も省ける。そのほかにも、自社商品の店舗売上情報や棚卸情報などもリアルタイムに把握できる。
百貨店側はWebサイト上に登録された商品を見て発注をかけるだけで、新たにシステムを構築する必要がないため、アパレルメーカーは従来のシステム構築費用にくらべ約5分の1のコスト(当社従来比)で百貨店との連携システムの構築が可能となる。
このシステムは、アパレル業向け企業間プロジェクトACT PROJECT(アクトプロジェクト)により実現した。参加パートナーのキーエンス、大和コンピューターの協力を得て、大塚商会が販売するアパレル業界向けERPシステム「SMILEαADアパレル販売管理」の商品マスターテンプレートを開発し、アパレル業界標準メッセージに対応した富士通のASPサービス「CollaboAgent」と連携させたものである。
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