- 2006/07/04 掲載
6月のウイルス、不正アクセスの届け出状況
IPAの報告によると6月のウイルスの検出数は約164万個と、5月の178万個から7.9%の減少。また、6月の届出件数は、3,547件となり、5月の3,651件から2.8%の減少となった。
検出されたウイルスで最も多かったのは「W32/Netsky」で約133万個 、2位は「W32/Mytob」で約14万個、3位は W32/Bagleで約7万個だったという。
また、6月のコンピュータ不正アクセス届出件数は22件で、そのうち被害のあった件数は20件であった。不正アクセスに関連した相談件数は32件(うち3件は届出件数ともかぶる)で、そのうち何らかの被害のあった件数は19件だった。
被害届出の内訳は、侵入12件、ワーム感染4件、DoS攻撃1件、その他(被害あり)3件。侵入届出の内訳は、SSHで使用するポートへの攻撃を受けた結果侵入されたというものが5件、フィッシングに悪用するためのWebコンテンツを設置させられていたというものが1件、ウイルス添付のフィッシングメール送信の踏み台にされたものが1件、などだった。
最後に、6月の相談総件数は773件だった。そのうち、ワンクリック不正請求(ワンクリック詐欺)に関する相談が211件(5月:210件)と、先月に記録した今までの最高件数をさらに更新した。また、セキュリティ対策ソフトの押し売りのような行為に関する相談は24件(5月:41件)と、なおも高い水準で推移している。その他は、Winnyに関連する相談が15件(3月:196件、4月:83件、5月:28件)と徐々に縮小傾向にあるということだ。
関連コンテンツ
PR
PR
PR