- 2006/07/04 掲載
デル、グループウェアビジネスに参入
【M&A/提携】
デルは、IBMのコラボレーションプラットフォームとして数多くの企業に利用されているLotus Notes/Domino(ロータスノーツ/ドミノ)のソリューションビジネスに参入すると発表した。
同時に、デルの業界標準x86 サーバ「PowerEdge(パワーエッジ)」シリーズと、ネットワークストレージ「Dell|EMC CXシリーズ」の組み合わせを核とした「Domino to Dominoマイグレーションサービス」「短時間バックアップサービス」「アーカイブソリューション」を提供すると発表した。価格は2,625,000円(税込)~で、本日より提供するという。
Notes/Dominoは、単なるメールやグループウェアとしての利用だけでなく、経費・勤怠管理、決裁のワークフロー、業務アプリケーションなど日常業務に欠かせないコラボレーション・ツールとなっている。このような状況の中、顧客企業にとってNotes/Dominoの旧バージョンのサポート終了は業務への支障を生じることになる。さらに、バージョンアップの際も、利用環境によって、サーバの配置数が多すぎる、データベース仕様の変化や関数の見直し/組み直しの確認作業が必要になるなど、大きな労力が生じる場合がある。
デルは、このサービスをNotes/Dominoを利用する中堅企業から大企業を対象に、利用環境の調査からカスタマイズの必要性の算出、仮設サーバでのテストなど、新バージョンへの確実な移行を提供する。あわせて、サーバの集約やパフォーマンス向上などハードウェア面での提案、バックアップやアーカイブによるデータ保護の提供、「日本版SOX法」に対応する内部統制強化のサポートを提供する。
このサービスは、デルの技術コンサルティング部門「デル・プロフェッショナル・サービス事業部(DPS)」が窓口となり、コンサルティングから要件定義/設計/サイジング、構築、サポートまで一括して担当するという。DPSは、自社の検証施設において、本サービスのパフォーマンス検証を行っており、良好な結果と短期間での導入、コストの適正化を実現するデータ/ノウハウを得ている。また、既に約650ユーザーが利用する外資系化粧品企業、化学メーカー、製造業などへ先行して本サービスの納入を行い、既に安定稼働し続けているという。
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