- 2006/07/04 掲載
ネオジャパン、ブラウザ上でWindowsアプリと同等の機能・操作性を実現したグループウェアの新版を発売
ネオジャパンは、Web型グループウェアの新バージョン「desknet's バージョン5.0」と、アドオンでWindowsアプリケーションと同等の操作性を実現する「desknet's with Ajax」を8月2日より販売開始する。
今回アドオンとして加わった「desknet's with Ajax」では、米国MBテクノロジーズ社の「Bindows(ビンドウズ)」を開発のフレームワークとし、Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)という技術を使って、まるでWindowsのデスクトップアプリケーションのような操作性を実現している。なお、UI(ユーザーインターフェイス)にAjaxを採用することで、サーバとのデータ通信量が減り、CPU負荷を軽減できるといったメリットもある。
今回提供される機能は、メール、スケジュール、アドレス管理の3機能。これに、今後インフォメーション機能、伝言機能、設備予約機能などが加わる予定。具体的にAjaxによって、メールの振り分けやスケジュール変更がドラッグ&ドロップで行える機能や、右クリックによって通常のデスクトップアプリケーション同様、独自のメニューが表示される機能が実現された。

デスクトップアプリケーションに操作性が近いため、初見のユーザーでも利用に抵抗を感じにくくなる。サーバ負荷の軽減や管理コストの低減、教育費用が必要なくなるといった点から「TCOが削減される」とのことだ。
本ソフトウェアは、desknet'sのもつ22機能すべてを実現できるものではない。そのため、現在はあくまで「アドオン形式」で提供されている。ただ、「グループウェアは全員が使ってこそ意味のあるもの」であり、「本ソフトウェアを使うことで誰もが使いこなせる」ことを実現する狙いがあるため、今回は機能を絞りながらも同製品を提供することを決めたという。
また、将来的にdesknet'sの22機能すべてがAjaxで実現すれば、別の製品として販売していくかもしれないとの見通しを示した。なお、同製品は現在、Internet Exploreに加え、FireFoxでも動作する。
desknet's バージョン5.0もユーザーより寄せられた20個所以上の機能改良を行い、モバイルアクセスのセキュリティを強化している。
価格は「desknet's バージョン5.0」の5ユーザーライセンスが5万1,790円、無制限ユーザーライセンスが104万7,900円で、「desknet's with Ajax」の5ユーザー分のアドオン年間ライセンス価格が1万8,900円となっている。対応OSは、Windows 2000Server、Windows Server 2003、Windows XP、UNIX、Linuxなど。
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