- 2006/06/30 掲載
日本HP、仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3」を発売
VMware製品は、サーバ環境(OSおよびアプリケーション)をイメージ化し、1台の「物理的」サーバ機器上で複数の「仮想化された」サーバ環境の稼動を可能にする仮想化ソフトウェア。日本HPでは以前よりVMware製品を業界標準x86サーバHP ProLiantファミリ向けのソリューションとして販売してきたが、2006年6月にヴィエムウェアが最新製品となるVMware Infrastructure 3を発表したことに伴い、本日より同製品を発売し、サポートの提供も開始する。
日本HPによるVMware Infrastructure 3販売体制の特徴は以下の通り。
・ハードウェア、OS、仮想化ソフトウェアを、ワンストップで提供
日本HPがx86サーバのハードウェアと同時に、OS、仮想化ソフトウェアも販売する。これによりカスタマーは、一つの窓口でハードウェアから仮想化環境までのインフラストラクチャ環境を一括して購入できる。
・保守サービスの充実
日本HPは、ハードウェアからOS、仮想化ソフトウェアまでをワンストップで販売するだけでなく、これらの製品の保守も一貫して自社で提供する。また、業界でいち早く、VMwareによる仮想化環境上で稼動するゲストOS(仮想化されたOS)の保守にも対応。
なお、本日発売するVMware Infrastructure 3には、全て1年間の保守契約が標準でバンドル(添付)されている。
・早期移行を支援する、魅力的な価格の期間限定アップグレードパッケージを提供
今回、従来のVMware ESX Server 2.5から最新のVMware Infrastructure 3への早期移行を支援するため、期間限定アップグレードパッケージを通常のアップグレードパッケージの1/3の価格で販売する。
・販路の拡大
日本HPは、今回のVMware Infrastructure 3の発売に伴い、同製品について従来の直接販売中心の取り扱いに加え、販売代理店経由での販売を開始。また、8月上旬にはHP DirectplusでもVMware製品を販売開始する。
・VMware Infrastructure 3の特徴 VMware Infrastructure 3は、従来のVMware ESX Serverに比べ、対応ハードウェアがより広範囲に拡充された。特に、ストレージ装置の技術への対応が強化され、iSCSI接続やストレージの共有によるクラスタリングへの対応など、さらに仮想化技術の利用範囲が広がったという。VMware Infrastructure 3はStarter/Standard/Enterpriseの3つのパッケージで発売される。
日本HPでは、アダプティブ・インフラストラクチャ戦略が提唱する次世代のデータセンターの実現のためのキーとなる技術の一つとして仮想化を位置づけ、仮想化技術の普及に注力している。VMware社との共同検証により、HP ProLiantサーバは業界でも最多クラスの動作確認済み機種を揃えている。また、VMware製品のOEM販売を行うほか、物理サーバと仮想サーバの統合管理ソフトや仮想サーバへの移行支援ソフトを自社開発するなど、先進的な取り組みにより業界をリードしている。今回、最新の仮想化ソフトウェア製品をさらに多くの販路と充実したサポート体制で発売することにより、より多くのカスタマーの、より広範囲なシステムにおける仮想化技術の導入を促進する。
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