- 2006/06/29 掲載
NEC、携帯普及率100%のスペインでシングルサインオンシステムを受注
【セキュリティ】スペイン テレフォニカ向けにシングルサインオンシステムを受注
このシステムは、Liberty Allianceの定める適合性試験において、世界各国のサーバ製品と相互接続性を検証、認定を受けたものとなっている。このシステムにより、TMEの利用者のほとんどがLibertyシングルサインオン方式に対応しているサイト利用が可能となる。
なお、NECがLiberty対応のシステムを海外携帯電話事業者に納入するのは今回が初めてとなる。
スペインは、人口4,111万人に対し携帯電話普及率が100%を超えており、欧州においては携帯電話普及率の高い国の一つであり、TMEの契約者数は2,030万人と同国において圧倒的なシェアを保有している。
TMEは、Libertyに準拠したシングルサインオンシステムを採用することで、携帯電話からLiberty仕様準拠サイトで一度認証したユーザーが、一回のユーザー認証でアクセス権限のある全てのウェブ上のサービスにログオンする仕組みを可能としている。また、Libertyに準拠することにより、ユーザーがシングルサインオン用データの登録先を自由に選択でき、データ登録サイトとサインオンサイトが連携して対応サイト全てでサインオンが可能になる。
従来のシングルサインオンでは、ネットワーク内で認証機能を完全に一元化する中央集中型の認証方式をとっていた。これに対してLiberty準拠のシングルサインオンは、携帯電話事業者やコンテンツプロバイダが個人情報をそれぞれ独立に管理しながら連携することにより、ユーザの認証情報を交換する分散連携型方式を採用している。
NECのシングルサインオンシステムは、このようなLibertyの優れた機能と、NECが国内外の通信事業者で実績のあるさまざまな付加価値サービス基盤のSI・保守サービス力をあわせて実現するものである。さらに、このシステムはNEC Mobile Internet Platform(NEMIP)へ容易に機能追加が可能となるメリットがある。
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