- 2006/06/23 掲載
ネットマークス、外線発着コストの大幅な削減を実現
フルIP化により、外線発着コストの大幅な削減を実現
ネットマークスは、SIP対応のコンタクトセンターシステム「INFUSION(R) Advanced IPCC」の外線通話について、フュージョン・コミュニケーションズが提供するIP加入電話サービス「FUSION IP-Phone」との接続性などについての検証がし、フュージョンの認定を受け、本日より提供を開始すると発表した。
これにより、「INFUSION Advanced IPCC」を導入した企業は、全国一律の通話料の「FUSION IP-Phone」の外線接続利用により、従来と比べて大幅な通話料金の削減が可能となる。
ネットマークスでは、PBXを配置せず、柔軟かつコスト効率に優れたIPコンタクトセンターを迅速な構築が可能な「INFOSION Advanced IPCC」の提供を2005年10月から行なっている。このシステムは、ジェネシスのジェネシスSIPコミュニケーション・サーバ(SIP-CS)、ゲートウェイには、ネットワークイクイップメントテクノロジーズのSHOUTip、IP電話端末にはサクサのIP NetPhone SXを組み合わせており、今回「FUSION IP-Phone」の接続認定検証はこのシステムにて取得実施した。
通常、製造メーカがゲートウェイ装置と公衆網の接続に関する検証を行ない、通信事業者から認定を取得するのが一般的だが、組み合わせたシステムについてインテグレータが通信サービスに対応する検証し、認定を受けるのは例がなく、IPコンタクトセンターシステムに関するネットマークスの高い技術力により、実現したという。
このシステムは、PBXを利用した従来システムに比べ、中規模コンタクトセンターの立ち上げに関して、大幅な構築期間短縮が可能で、呼制御を管理するSIP-CSや外線との接続を行なうゲートウェイ、IP電話端末なども含めて、従来のPBXを利用したシステムに比べて約2/3のコストで構築することができる。
加えて、今回外線発着について、距離による通話料金の変動がない全国一律通話料の「FUSION IP-Phone」が利用可能になったことで、従来と比べて、大幅な通話料金の削減が可能となる。
着信者課金による着信が1日1000コールの30席程度のコンタクトセンターで試算した場合、ISDN回線の利用に比べ、最大約70%のコスト削減(基本料、通信費)ができるという。
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