日立情報システムズ、金属製タグを開発しこれを活用したRFIDソリューション「Chipin/Metal」を提供

　日立情報システムズは、斬新な設計思想に基づく金属製タグの開発に成功し、これを活用したソリューション「メタルタグソリューション Chipin/Metal（以下、「Chipin/Metal」）」の提供を開始する。

　「Chipin/Metal」は、ステンレス製のアンテナでICチップを保護した金属製タグを活用するRFIDソリューション。ICチップを金属内部に封入した金属製タグにより、従来、実現困難だったICタグのネジ止めによる取り付けを実現した。強固なネジ止めによりICタグの脱落を防止できるため、工具・成形金型・建設部材の管理、機械・プラントの保守・点検など、金属素材へのRFID活用を提案する国内初のソリューションである。

　 「Chipin/Metal」が提供する具体的なソリューションとして、
・金属製タグの提供、取り付け、システム構築などのコンサルテーション、実証実験支援
・アプリケーションソフトウェアの開発
・読取装置、サーバ、PCなどシステム機器の提供
などが挙げられている。

　同社では、6種類のRFIDアプリケーションパッケージをはじめとするRFIDシステムソリューション「Chipinシリーズ」により、RFIDの新しい活用方法を顧客に提案する。今後も、高まりつつある市場のニーズに応えるため、「Chipinシリーズ」の品揃えをさらに充実させ、顧客の業務に役立つシステム・サービスを提供していく予定とのこと。

　今回発売する製品は製造業を中心に拡販し、今後3年間で20億円の販売を目標に掲げている。また、「Chipin/Metal」は、6月28日から東京ビッグサイトで開催される「RFIDソリューションEXPO2006」に出展する。