- 2006/06/21 掲載
ワコム、設計と見積りを連携させる部品マスターデータ利用サービスを提供
このことにより、盤にかかわる設計製造受託企業は、配電・制御機器カタログなどを参照することなく、定期的に更新される部品のデータを利用しながら、見積書作成から設計までを、迅速かつ正確に行なうことができるようになるという。
なお、このサービスの利用は、従来同様、「盤の窓口」の会員に限定されているが、入会申し込みは同Webサイトで簡単に行なうことができる。
ワコムではこの新しいサービスを、東京ビッグサイトで開催される「設計・製造ソリューション展」で展示する。(東2ホール18-2)
今回、新たに「マスターデータベース」の利用サービスが対応するのは、配電盤・制御盤の見積書作成を支援するシステム「みつもり盤ちゃん(コスモ・ソフト製)」。従来より、本サービスはワコム製の電機設計用CADシステム「ECAD/dio (イーキャド・ディオ)」と対応しているので、両システムを利用するユーザー企業は、今後、見積書作成から、原価の把握、設計まで、一貫して同じデータを活用できることになる。
「マスターデータベース」のデータ数は、現在約22万点に上り、定期的に更新されている。今回の対応も含め、本サービスの利用によって、部品検索のためにカタログを用意したり、社内で膨大なデータを扱う部品データベースの構築・更新作業が不要となる。
また、設計業務において、最新の部品検索が可能になるだけでなく、詳細な設計を行った時点の原価を正確に把握することが容易になる。そのほか、営業部門と設計部門で同じデータを活用するため、設計仕様と見積書の間に食い違いが起こらず、正確で迅速な見積り作業が可能となる。
見積りに使用した部品データで盤の部品配置図を自動的に作成できるため、見積りと同時に筐体サイズの確認や図面提出が可能になり、顧客に対して提供できる情報の質と量が高まる、といった利点が期待できるという。
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