- 2006/06/21 掲載
イージェネラ、TCO削減を実現するソフト「PANマネージャ5.0」を発売
イージェネラは本日、同社のブレードフレームシステム上で稼動する第5世代のソフトウェアリリースである「イージェネラPANマネージャ5.0」を発表した。
「イージェネラPANマネージャ5.0」は複数のブレードフレームシステムとその中に含まれる数百のCPUを単一のプール内のプロセシング資源として管理することを可能にする。
これは運用管理の単純化、N対1(N+1)のフェイルオーバー機能のさらなる効率化、TCO削減といった改善に寄与するという。
最新のEgenera PANマネージャソフトウェアリリース(PANマネージャ5.0)の主な革新ポイントは、シンプル化されたマネジメント、TCOのさらなる削減とフェイルオーバー機能、拡張性の更なる改善を中心としたもので以下のような機能を持つ。また、出荷開始は即日、新規出荷されるBladeFrameとともに出荷される。
既存システムからのアップグレードも可能となっている。
・ブレードファームス(BladeFarms):ブレードファームスは単一マネージメント
コンソールを通じて、複数のブレードフレームEXシステムにまたがり動的に拡張可能なプロセシング資源のプールを作成することを可能にする。この機能によりN+1フェイルオーバーの柔軟性、効率を高めることができ、トータルシステムコストを削減することができる。
・名前付け可能プール(Named Pools):N+1フェイルオーバー環境において、フェイルオーバー用のブレードをCPUアーキテクチャ、CPUコア数等の特性別にプール化することを可能にした。
・パワーオン待機ブレード(Warm pBlades):待機用ブレードを、OSを立ち上げる前までのハードウェアの初期化処理を行った状態で待機させることにより、待機ブレードの立上げ時間を大幅に短縮した。
・信頼性、可用性、サービス性の向上:RAS機能の向上を実現した。具体的にはHBAの状態、性能情報、ディスクの性能データの取得、内部コネクションのモニタリング機能等を追加した。
・仮想テープ装置サポート(Virtual Tape Support):ファイバーチャネル経由でのテープ装置の接続において、各ブレードから見てテープ装置がブレードに直接接続されているように操作、読み書きすることを可能とした。
イージェネラPAN(Processing Area Network)アーキテクチャにより、サーバは特定のアプリケーションやOSに縛り付けられず、ビジネスの優先度やSLAに基づき簡単に共有できたり、自動的に利用目的を変更できるようになる。企業は必要となるサーバ数を大幅に削減し、ひとつのサーバを多数のサーバのバックアップとして使用し、データセンターの複雑度を最大80%、削減することができる。
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