- 2006/06/20 掲載
モスフードサービス、情報分析システムを刷新
モスフードサービスは、日本ビジネスオブジェクツのデータ統合ソリューションと統合BIプラットフォームを採用したと発表した。データ基盤と情報基盤を統合し、スピーディーな情報分析と容易な運用管理を実現 これまで社内に分散していた複数のデータベースを統合し、企画部門のスタッフなどによる商品別や店舗別の売上傾向といった多角的な分析がタイムリーに行えるようになった。これによって、日々発生するさまざまなビジネス上の意思決定が迅速化され、さらなるビジネスの拡大に役立てることができる。今後は他の情報システムとの連携を視野に入れ導入効果を引き上げる予定だという。
ファーストフード業界では、同業他社やコンビニエンスストア、百貨店地下の食品売り場、持ち帰り惣菜店などの中食市場との競争が一段と激化している。モスフードサービスでは、このような環境の中で、より品質の高いサービスの提供、ファーストカジュアル業態「緑モス」への業態転換の加速、また積極的な新規出店及びスクラップアンドビルドによる既存店の再配置が必要となってきていた。
モスフードサービス管理本部情報システムグループグループリーダー 永井正彦氏は次のように述べている。
「これまで営業情報系とデータ分析向けに各々分散していた情報系データベースを一本化すると共に、企画部門の担当者などが使用している非定型なデータ検索や分析を可能とする環境の利便性向上を目的として、ビジネスオブジェクツのデータ統合ソリューションと統合BIプラットフォームを採用しました。これにより従来多くの時間を要していたメニュー情報や長期間のデータの分析に関しても迅速かつ柔軟に行う環境が整っただけでなく、洗練されたBIツールに置き換えることによって、ユーザー自身による商品別や店舗別の売上傾向など多角的な分析を可能としています。さらに、データ基盤とBI基盤の統合によって、元データやビジネスビューの変更による影響範囲を容易に把握できるため、保守運用面での効果やコスト削減にも貢献できると期待しています」
今後、モスフードサービスでは、営業情報系システムや顧客情報とも連動させ、より品質の高いサービス提供による顧客満足度向上を目指し、情報系システム環境のさらなる強化を図っていく予定だという。
今回、モスフードサービスが採用したデータ統合(ETL)製品の最新版である「BusinessObjects™ Data Integrator XI Release 2」 (ビジネスオブジェクツデータインテグレーターエックスアイリリース2) は、信頼ある情報基盤を提供するためのエンタープライズインフォメーションマネジメント(EIM)フレームワークの中核を成す製品である。
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