.NET対応の帳票開発ツール「シーオーリポーツ Ver.9」

　エイチ・オー・エスは、帳票開発ツール「シーオーリポーツ」の新バージョン「Ver.9」を8月から発売すると発表した。今回発表の「Ver.9」は従来の機能に加え、「.NET対応ビューコントロール及びビュアー」、「Tiff形式の出力」、「複数ドキュメントの一括印刷」機能が搭載されている。

　また、「Standard Edition」「Enterprise Edition」のラインナップに、新エディション「Professional Edition」が追加される。「Professional Edition」は、クライアント/サーバ環境で使用する暗号化PDF出力機能を備えた安価な帳票開発ツール。なお、「Ver.9」では、Ver.7、8、8.5の各バージョンとの互換性があり、これらのバージョンで開発されたアプリケーションのほとんどを「Ver.9」へ移行可能だという。

■シーオーリポーツ Ver.9 新機能
1.　.NET対応ビューコントロール及びビュアー機能（Enterprise Editionのみ）
稼動中の帳票アプリケーションの.NET環境移行が可能となる。

2.　Tiff形式の出力機能
従来のPDF、XML、HOS独自形式に加え、コンパクトでプラットフォームを問わないTiff形式の電子帳票が作成可能。

3.　複数ドキュメントファイルの一括印刷機能
複数のドキュメントファイルを一つの帳票としてプリンタに送出する機能。複数のクライアントから1台のプリンタに印字する際に、クライアント毎に帳票を取りまとめることが可能となる。用紙のサイズや方向を問わず一括印刷ができる。

■シーオーリポーツ Ver.9 価格体系 (いずれも初年度テクニカルサポートを含む消費税込みの価格)
●Standard Edition・・・・・・・・・・\115,500－
S-JIS文字コードに対応。EAN-128、QR等のバーコード印刷のほか、HOS独自形式、XML、PDF、Tiffでの電子帳票出力機能を装備。

●Professional Edition・・・・・・・\138,600－
クライアント／サーバでの利用に対応。文字コードとしてUNICODEに対応。EAN-128、QR等のバーコード印刷のほか、HOS独自形式、XML、PDF（暗号化）、Tiffでの電子帳票出力機能を装備。

●Enterprise Edition・・・・・・・・・\288,750－
ネットワーク・プリンタへの印刷、Web帳票配信に対応。Professional Editionの機能に加え、Javaインタフェース（JNI）、PDFへの外字印刷機能、XML形式ドキュメントの出力、ログ機能を装備。

　なお、6月28日より開催の第15回ソフトウエア開発環境展（東京ビッグサイト、ブースNo.28-35）にてベータ版が一般公開される。