- 2006/06/06 掲載
GMOインターネット、法人向けWeb2.0型サービス提供開始
GMOインターネットは、米国におけるRSSソリューション大手であるNewsGatorテクノロジーと提携し、RSSフィードによって企業内情報共有を促進する「NewsGator エンタープライズサーバ」を日本企業向けに提供する複数年パートナーシップを締結した。
現在、日本を含む世界のWebサイトでは、ブログに代表されるXML技術を使って構築されるケースが急増している。「RSS」や「Atom」といったフォーマットにより、Webサイトの見出しや文書の本文を自動的に配信することができる。これらの特徴からRSSフィードはWebサイト更新通知や情報配信手段として多く利用されている。
今回の提携により、GMOインターネットは法人企業向けに、ビジネスで必要な情報の検索・収集・閲覧がRSS配信技術を用いて簡易かつ効率的にする「NewsGatorエンタープライズサーバ」を提供する。
このサービスには、利用者が移動中や出張先から携帯電話を使ってRSSフィードにアクセスできる機能も含まれる。(今秋提供開始予定)
「NewsGatorエンタープライズサーバ」は、企業内イントラネットサーバーに導入することで、Microsoft Outlook(R)、インターネットブラウザ、携帯電話から、素早く適切なRSSフィードを取得、参照できるソリューション。簡単な操作で、イントラネット上の社内情報や文書、インターネット上のさまざまな情報を一括して収集、共有することができるため、情報収集にかける時間を短縮し、企業内の情報共有も促進する。
また、利用者側でインストールが不要であり、利用者の設定を管理者側で一括して行える管理機能にも優れている。
今回のパートナーシップの締結で、NewsGatorテクノロジー 副社長 サンディー・ハミルトン氏は次のように述べている。
「アジアのインターネット市場は急速に成長しており、日本ではブログやRSS技術がいち早く採用されました。その中で我々が北米で築き上げたリーダー的ポジションを日本でも確立したいと考えております。また、GMOインターネットのような法人市場において多数の顧客を抱えるマーケットリーダーとパートナーシップを組むことにより、日本市場に素早く参入し、日本語版RSSソリューションによって、日本企業様の情報共有配信や収集を促進することを期待しております」
GMOインターネット 代表取締役会長兼社長 熊谷正寿氏は次のように述べている。
「RSSフィードを使ったビジネスは米国で急速に市場が拡大しており、日本においてもこのサービスが拡大すると確信しております。我々はこのサービスを入り口に、現在個人向けのサービスが先行しているWeb2.0関連技術を法人企業にもご提供いたします。このサービスをご利用いただくことにより、社内やインターネット上に溢れる情報から必要なものだけをスピーディーに集め、手軽に共有いただくことにより、法人のお客様の利便性をいち早く高める一助になると考えております」
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