- 2006/06/06 掲載
ネットマークスとジュニパーネットワークスが協業
ジュニパーネットワークスとネットマークスは本日、リモート検疫マネージド・サービスを共同で開発したと発表した。
このサービスは、ジュニパーネットワークスのSSL-VPN技術とネットマークスの検疫ネットワークソリューションを融合したもの。ユーザーは、ジュニパーネットワークスの「Secure Access」SSL-VPNアプライアンスに搭載された「Juniper Endpoint Defense Initiative」(ジュニパーネットワークス エンドポイント防衛構想。以下JEDI)技術と、ホストチェッカー機能により、悪意あるトラフィックやファイルをリモートで検疫することが可能となるため、リモート接続におけるコンピュータ・ワーム対策に効果を発揮する。
ネットマークスは、ジュニパーネットワークスのJEDI対応の検疫ネットワークシステムを開発し、「検疫ネットワークサービスRemote for JEDI」として提供、リモートアクセスクライアントのWindowsアップデートやウィルス対策ソフトウェアのバージョン情報などの一括管理が可能となるため、運用管理者の負荷軽減を実現する。
この協業について、ネットマークス 取締役兼マネージメントサービス事業部長 亀井陽一氏は、次のように述べている。
「ジュニパーネットワークスと協業することで、ネットマークスのマネージド・サービスやVPNソリューションのラインナップを拡充することができました。昨今、コンピュータ・ウィルスや不正アクセスなどにより常に企業ネットワークは脅威に直面しています。ジュニパーネットワークスのSSL-VPNソリューションは、リモートVPNアクセスにおいて最も安全であり容易に導入ができるため、ネットマークスでは、高いセキュリティレベルを保持し、かつユーザーの利便性を考慮したソリューションの提供が可能となりました」
ジュニパーネットワークスの「Secure Access」SSL-VPNアプライアンスは、さまざまな規模の企業向けに、リモートアクセスやエクストラネットアクセスのニーズに合ったソリューションを実現する。アントソフトのインストールや内部サーバの設定変更、継続的な保守やデスクトップサポートが必要ない。リモート社員やパートナーは、特別なクライアントソフトを用意しなくても、本社ネットワークに リモートアクセスできるようになる。また、エクストラネットやイントラネットのアクセスのセキュリティを確保する際に、DMZ設置、サーバの強化、ウェブエージェント導入、継続的な保守は一切不要である。
ネットマークスの「検疫ネットワークサービスRemote for JEDI」は、社員などが利用するWindowsPCが、社内以外の場所からインターネットなどを経由して社内ネットワークに接続する際、Windowsのアップデートやウィルス対策ソフトウェアのバージョン、Winnyなどの禁止アプリケーションの稼動状態など、企業のセキュリティポリシーが遵守されているか検査する。
PC利用者は、ブラウザを起動し、検査を行うために特別なネットワーク(検疫ネットワーク)に接続、検査を実施する。検査結果に問題なければ、即座に社内ネットワークに接続、問題がある場合は検疫ネットワーク上で対策を施すことも可能になる。
ジュニパーネットワークス 代表取締役 大須賀雅憲氏は、次のように述べている。
「この検疫ネットワークサービスは、それぞれの分野で業界をリードする2社の優れた技術をベースにして共同で開発したソリューションです。ジュニパーネットワークスの卓越したパフォーマンス、セキュリティ、利便性を備えたSSL-VPN技術とユーザーの所在にかかわらずネットワークへの脅威に俊敏に対応することができるネットマークスのリモート検疫サービスを融合することで、グローバルに事業を展開する企業ユーザーに対して、一つのプラットフォームでエクストラネット、イントラネット、LANへの安全なアクセス環境を構築し、お客さまのビジネスにおけるより一層の優位性を確立することを可能にします」
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