- 2006/06/05 掲載
ネットワン、FTTHを安価に構築できる製品を販売開始
FTTHを安価に構築し、付加価値の高いサービス提供を支援
ネットワンシステムズは、ユーティースターコムジャパンと販売代理店契約を締結、6月5日より、CATV事業者、アクセスキャリア、地方自治体を対象に、FTTHの最新方式であるGE-PON(ギガビット・イーサネット・パッシブ・オプティカル・ネットワーク)を安価に構築できる製品を販売すると発表した。初年度は2億円の販売目標をたてている。
この製品の導入により、CATV事業者やアクセスキャリアは、1本の光ファイバ上でトリプルプレイと呼ばれるデータ通信、映像配信、IP電話サービスを一括提供することが可能になる。
ブロードバンド利用が増加し続ける中、FTTHは近い将来ADSLの加入者数を上回ると予想されている。1Gビット/秒の帯域を使用するFTTHは、多数のユーザーが同時に大量のデータをやり取りしても、一人当たりの実効速度が低下することなく高速通信ができる。さらには動画配信やIP電話などのサービスが利用可能になるため、費用対効果の高さを評価するエンドユーザーが増加していると考えられる。
一方、地域に特化した通信事業であるCATVへの加入者は堅調に増加している。経営基盤を強化していくためには、通信の高速化のみならずトリプルプレイのような魅力的なサービスを提供していくと同時に、それらを提供するインフラの構築・運用コストを可能な限り抑制することが必要である。
そこでGE-PONに注目が集まっている。
従来のFTTHは加入者ごとに光ファイバを敷設する方式が主流だったが、GE-PONは1芯の光ファイバを光分岐装置(光カプラ)で多数の加入者に振り分けるため、敷設コストを50%以上削減することができる。
ユーティースターコムの製品は、1Uの筐体で8GE-PONリンク(最高512加入世帯)をサポートする。さらに、レイヤ2スイッチ機能、レイヤ3ルーティンク゛機能を実装しているため、アップリンクを収容する上位のネットワーク機器のインタフェース数を削減できるため、FTTH構築コストをさらに低減することが可能である。
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