トリニティーセキュリティーシステムズは、月額利用料金のみで利用可能なセキュリティサービス「T-SS SecurityOnline」を5月1日より開始、最初のサービスとしてPC内データのバックアップサービスを開始したと発表した。

　「T-SS SecurityOnline」は、サービスの利用からユーザーサポートまでを一貫して低額の利用料金で提供する。新たな設備投資や専任部署・担当者の設置といった負担なく、事業活動に必要なセキュリティサービスの提供を目的としている。
　最初のサービスとして提供する「T-SS SecurityOnline バックアップサービス」は、ユーザーのPCに保存されているデータをT-SSのデータセンタに自動的にバックアップし、ユーザーの事業活動に必要なデータを安全・確実に保存するとともに、万一PCが故障した場合には簡単な操作で新しいPCにデータを復旧し、事業活動の継続を可能にするサービスである。

　このサービスは、これまでに全世界で200万台以上のPCでの導入実績を有する、米Iron MountainのConnected Backup/PCの技術を利用し、専用ソフトウェアをPCにインストール後、対象データや実施スケジュールを設定するだけで自動的にバックアップを行う。バックアップ可能な容量は最大5GBで、1回目に対象全データをバックアップし、2回目以降は追加・変更のあったデータの差分のみをバックアップするため時間もかからない。また、データの転送と保存は暗号化されて行われるためセキュリティも確保されているという。
　このサービスは販売代理店の加賀ソルネットを通じて、1アカウントあたり月額1,050円（税込）で販売され、2007年3月期中に1万アカウントの獲得を目指すという。