- 2006/04/18 掲載
NEC アジア市場において情報漏えい対策ソフト「InfoCage」の本格展開を開始
中国・東南アジアの現地法人での販売体制確立と韓国でのソフト共同開発開始
機密ファイルの外部記憶媒体への保存や印刷などの持ち出し操作を制限する「InfoCage/持ち出し制御」およびノートパソコンの操作ロックやディスクの暗号化を行なう「InfoCage/モバイル防御」、ファイルを暗号化する「InfoCage/ファイル暗号」の3製品について、新たに英語版を製品化した。
また、英語版の製品化にあわせて、中国におけるソフト販売子会社の恩益禧-中科院軟件研究所有限公司(NEC-CAS)に「InfoCage」の販売要員30名体制を確立した。NECでは、中国の日系製造業を対象に、「InfoCage/持ち出し制御」と自社のPLMソフト「Obbligato(オブリガート) II」を組み合わせて、図面や仕様書など技術情報の流出を防止しつつ、複数企業と連携した協調設計・開発を可能とするシステム提案を推進する。
さらに、東南アジアにおいて「InfoCage」の販売要員10名体制を確立し、主にタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの日系企業を対象に「InfoCage」の販売活動を開始する。今後、東南アジアの現地企業への販売や、現地のSI企業との連携などを推進していく。
また韓国のソフト会社であるNEXZONE社(本社:韓国ソウル市、社長:Kang Sung -Jin)と協業し、「InfoCage」の一部機能を活用してファイルの持ち出し制御や暗号化の機能を有する情報漏えい対策ソフト「InfoKeeper」を両社共同で開発した。「InfoKeeper」はNEXZONE社が韓国内で販売を行なう。
NECでは、ソフトウェア事業を拡大するために、各地の現地法人の体制を強化するとともに、ソフトウェア企業やソリューション企業との協業を推進していく。今回の「InfoCage」のアジア市場への展開は、当社のソフトウェア事業のグローバル戦略において重要な位置を占めるものになるとしている。
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