- 2006/04/12 掲載
キヤノンシステムソリューションズとNECソフト、Web経由での情報漏えい防止ツールの新版を発売
キヤノンシステムソリューションズとNECソフトは、Web経由での情報漏えいを防ぐ情報管理ツール「WEBGUARDIAN(ウェブガーディアン)」の新バージョン(Ver3.0)を4月14日より発売する。
新バージョンでは、「WEBGUARDIAN」の機能に加え、「URLGUARDIAN(ユーアールエルガーディアン)」と機能統合がなされ、メールフィルタリングソフト「GUARDIANWALL(ガーディアンウォール)」との連携強化が図られている。
両社では従来、業務と関係ないサイトや不審サイトへの閲覧制限をするためのURLフィルタリングツール「URLGUARDIAN」と、送信制御や監視・保存ができるWebセキュリティ管理ツール「WEBGUARDIAN」を提供していた。
昨今、Web利用について、Webメール・掲示板・ブログなど、容易に情報発信ができるサイトの利用が浸透する傾向にある。このため、Webアクセス制限を主としたURLフィルタリングのみでなく、情報漏えい対策として、組織内部から外部へと送出される情報を監視して記録する必要性が出てきた。そのため、「WEBGUARDIAN Ver3.0」として「URLGUARDIAN」および「WEBGUARDIAN」を統合し、Webセキュリティ機能強化と管理機能の統合化を実現したという。
「WEBGUARDIAN Ver3.0」は、従来「URLGUARDIAN」が備えていたURLフィルタリング機能を追加され、不要なサイトの閲覧を制限するだけでなく、httpプロトコル経由でインターネットに送出される文字列のフィルタリングも行える。そのほかWebメールなどの送信データの添付ファイルについて、送信制御や監視・保存ができる機能など、Webセキュリティ機能をより一層充実させた。さらに、その内容を記録・保存することで履歴追跡を可能とし、組織内での牽制抑止効果を期待できるWeb利用の総合的なセキュリティ管理ツールとなっているという。各種のレポート機能により、エンドユーザーのWeb利用状況を常に把握し、運用状況に合わせてルール条件の調整を行える。
また、「WEBGUARDIAN Ver3.0」とメールフィルタリングソフト「GUARDIANWALL Ver6.0」との管理統合を図った「GUARDIANSUITE(ガーディアンスイート)」の利用により運用管理インタフェースを統合し、統一した運用管理画面から、URLフィルタリング・Webフィルタリング・メールフィルタリングを管理することができるようになった。これにより、組織内での重要なコミュニケーションツールであるメール・Webに関するポリシー・利用記録・監視・保存などを一元的に管理し、運用管理をより一層効率化しつつ情報セキュリティに関する大幅なリスク低減を図る。
「WEBGUARDIAN」の価格は50ユーザの85万円(税別)から、対応OSはSolaris、主要Linuxディストリビューション。
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