- 2005/12/21 掲載
中間管理層向けに企業のデータ活用シーンを拡げる新バージョン「Dr.SumEA Reporting Server 1.2」を出荷
Form & Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク テクノロジーズ、本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 内野弘幸)は、企業の情報系システムの分野で、蓄積される企業のデータを高速に集計加工してWebブラウザ上で業務の現場に有効な情報として活用できるサーバソフトウエア「Dr.SumEA Reporting Server 1.2」の出荷を12月21日から開始することを発表した。
「Dr.SumEA Reporting Server」は、多次元高速集計検索エンジン「Dr.Sum EA(ドクター・サム・イーエー、EA=Extended Architecture)」にWebブラウザからアクセスできる環境を提供するアプリケーションソフト。最新版の「Dr.SumEA Reporting Server 1.2」は、「経営コックピット」として活用できるサーバソフト「Dr.SumEA Visualizer(ドクターサム・イーエー・ビジュアライザー)」を呼び出し、集計結果にグラフを表示させる「Chart Option」を搭載している。集計した数値以外に全体の傾向を把握する部・課の責任者、チームリーダーといった中間管理層向けの機能を提供する。また、検索条件をインターネットエクスプローラの「お気に入り」に追加する機能、エクセルでは普通に使用されている行列固定スクロール機能などが加わっており、Webブラウザでの集計・レポーティング作業の効率を格段に向上させる。
「Dr.SumEA Reporting Server 1.2」の標準価格(税別)は、500,000円/1サーバ1CPU、ウイングアーク テクノロジーズの直販とシステムインテグレーションをおこなうビジネスパートナー経由の販売により、初年度300セットの販売を目指すという。
「Dr.Sum EA」は、専用のアプリケーションソフトとの組み合わせにより、企業の階層毎、あるいはデータの見方、利用者のデータ活用シーンに応じた集計・レポーティングの環境を提供できることが大きな特徴となっている。業務の現場には、標準のインターフェイスであるエクセルを使っての高速データ集計が行えるほか、「Dr.SumEA Reporting Server」との組み合わせによるWebブラウザ上での集計分析、経営者層に対しては「Dr.SumEA Visualizer」との組み合わせにより「経営コックピット」を提供している。この度、この中間の管理層向けに適したインターフェイスを提供するものが「Chart Option」である。
「Dr.SumEA Reporting Server 1.2」で新たに搭載された「Chart Option」は、「Dr.SumEA Visualizer」と連携して、Webブラウザ上の集計結果にグラフを表示させる役割を果たすので、細かな数値とともにグラフを見て、全体的な傾向、バランスを短時間に把握することができる。このためメンバーのデータを集計し、細かな数値から問題点をチェックしたり、グラフから構成比など全体的な状況を把握しておく必要がある部・課の責任者、グループのリーダーに適した機能といえる。この「Chart Option」により、これまでの経営者層向け、業務現場向けに、新たに中間管理層向けのインターフェイスが加わることになり、「Dr.Sum EA」の企業におけるユーザ層はさらに細かくセグメントされることになる。
一方、業務現場のユーザ向けの機能も充実してる。エクセルでは一般的に使用されている行列固定スクロールが使えるようになり、データの比較検討がやりやすくなった。また、作成した検索条件がインターネットエクスプローラの「お気に入り」に追加できるようになった。特定の検索条件の結果を元に日常の活動スケジュールを決めるような場合には、都度、検索条件を設定する必要がなくなり、「お気に入り」から選択するだけで結果が表示されるため大変に便利である。
さらに、集計方式が追加され、フィルタ、フォーマットを拡張している。集計方式が追加されたことにより、条件を入れて、即、明細をプリントアウトさせたり、エクセル、CSV、PDFのファイルを出力させることができる。フィルタ、フォーマットには、日付フィルタ、ランキングフィルタ、日付範囲フィルタが拡張・追加され、これまで以上に様々な角度からデータを比較、検討することができる。
このほか、シングルサインオンが可能になった。POSTによるログオンを可能にするモードを追加したことにより、シングルサインオンソフトを使用することなく、他のシステムから「Dr.Sum EA」に簡単に、シームレスにアクセスすることができる。IIS、Apacheでは、ベーシック認証でシングルサインオンすることが可能である。
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