- 2005/10/14 掲載
日本HP、シスコシステムズとネットワーク・セキュリティ分野で協業
日本HPがCisco NACプログラムに参加、検疫ソリューションの分野で包括的な取り組みを実施
両社は今後、それぞれの製品やソリューションの強みを生かし、高いセキュリティレベルを必要とする企業のお客様により強固で安全な総合的ネットワークソリューションを提供していく。
この包括的な協業に伴う取り組みとして、日本HPはシスコのネットワーク アドミッション コントロール(Network Admission Control、以下「Cisco NAC」)プログラムに参加し、クライアントPCの認証・検疫ソリューション「HP Quarantine System」と「Cisco NACソリューション」の技術的連携を進める。
今回の取り組みで両社が目指す、技術的連携の具体的内容は以下のとおり。
「HP Quarantine System」のコンポーネントである「Qu Agent」と、「Cisco NACソリューション」の構成要素である「Cisco Trust Agent」との連携動作
「Cisco NACソリューション」の提供するネットワーク全体のセキュリティポリシー適用と「HP Quarantine System」によるPCクライアントのコンプライアンス検査の組み合わせによる、より強固なセキュリティソリューションの展開
<技術連携のメリット>
「Cisco NAC ソリューション」と 「HP Quarantine System」 の連携によって、両社製品に共通の "検疫ポリシー"(ネットワークの検疫を行う基準) のもと "制御ポイント"(検疫ポリシーに基づいて検疫を実施する箇所) をルータや VPN 機器のアクセスコントロールや 802.1x 対応のスイッチポートとすることが可能となり、より強固な認証とネットワーク接続制御を提供し不正アクセスやウィルスの脅威から企業ネットワークを守る。また、802.1x 非対応のスイッチが混在する環境や 802.1x未対応のクライアントが混在する環境においても連携動作が可能で、既存システムに対する親和性も高く、スムーズに導入することができる。
本技術提携は、既存ネットワークから将来のネットワークまで、変化する環境に柔軟に対応できる認証&検疫システムを実現する。
両社は今後連携動作の検証を行い、NAC対応のHP Quarantine Systemの新バージョンを2006年初めごろに出荷する予定。
関連コンテンツ
PR
PR
PR