- 2005/10/06 掲載
日本オラクルと日立がブログを活用した企業内情報共有ソリューションで協業
日本オラクルの統合ミドルウェア環境「Oracle Fusion Middleware」および関連システムと、企業内の情報共有をブログ・システムで実現する日立の「BOXER イントラブログ」(以下、イントラブログ)およびその関連ソフトウェアとの相互接続についての技術的検証を行い、新しいブログ環境を実現できるソリューションを2006年から提供する予定。この新しいブログ環境を活用することで、より広範囲で、かつ多様な企業内情報の共有を実現することが可能となる。
総務省が5月に発表したブログの調査結果によると、2005年3月末時点の国内ブログ利用者数は延べ約335万人で2007年3月末には約782万人に達すると予測されている。
これまで、利用者の多くは個人でしたが、ブログを利用することで、情報やノウハウをより容易にデータベース化が可能となるだけでなく、RSSを利用することで更新情報を即時に一括で見ることができるようになること、また、全文検索エンジンと組み合わせることで情報の所在が明らかとなり、生産性向上につながることなどから、企業内でのブログ活用が注目されはじめている。
今回、日本オラクルは、社内の他システムも含めたID管理を一元的に行うことができるディレクトリ・サーバー「Oracle Internet Directory」や、ブログだけではなく社内すべてのデータも含め一元的に検索可能な全文検索システム、エントリ内容を分析し経営に生かすためのビジネスインテリジェンス「Oracle Business Intelligence」、そしてシステムを一元的に管理し障害ポイントの迅速な発見や対処が可能となる「Oracle Enterprise Manager」など、統合ミドルウェア環境「Oracle Fusion Middleware」を提供する。
日立は、イントラネットの中でブログ型の情報発信を容易にするイントラブログサーバ「iB」と、社内のブログサーバをはじめとして今後各種システムから送り出されることが予想されるRSSデータを収集するRSSリーダー&クローリングサーバの「SONAR」をそれぞれ提供し、両社のシステムの相互接続についての技術的検証を行います。この成果により、新しいブログ環境を実現できるソリューションとして提供し、より広範囲で、かつ多様な企業内情報の共有が可能となる。
関連コンテンツ
PR
PR
PR