サイバーエージェント、サイボウズビジネスポータルサイトを運営する合弁会社の設立を基本合意

サイバーエージェントは拡大するインターネットビジネス市場において、インターネットメディア事業及び広告代理事業を主な事業ドメインとして位置付け、集客力や販売力を活かして様々な事業や子会社を立ち上げ、成長させてきた。運営するインターネットメディアの登録会員アドレスは3,000万にのぼり、インターネットプロモーションに関して数多くの実績がある。

一方サイボウズは、グループウエア市場において幅広い顧客層と高い知名度を有するとともに情報系アプリケーション開発における高いノウハウを持つソフトウエア会社。同社の主力商品である中小規模向けグループウエア「サイボウズ Office/AG」は2万社、大規模向けグループウエア「サイボウズ ガルーン」は750社に導入され、合計200万を超えるユーザーに利用されている。

またサイボウズでは、グループウエア製品からリンクされ、1日約19万のユーザーにご利用いただいているビジネスポータルサイト「サイボウズNET」と、2005年8月に新たにリリースされたRSSポータルサイト「cybozu.net」も運営中。

「サイボウズNET」では、ビジネスパーソン向けに「ニュース記事」「路線検索」「コラム」などビジネスに関連するコンテンツを提供し、「cybozu.net」では「RSSリーダー」や「ブログ」などのツールを提供している。

今後は、新会社が「サイボウズNET」と「cybozu.net」のサイトを統合し、新しいサイトを「cybozu.net」とネーミングし運営を引継ぐ。サイバーエージェントが有する高い営業力とグループウエア業界で多くの実績を持つサイボウズの技術力を合わせ、また両社が有するインターネットメディアからユーザーを集客することで、「cybozu.net」を更に発展させていく。将来的にはビジネスパーソンの生産性を更に向上させるため、ビジネスに役立つ各種情報の検索ツールなども新サイトで提供する。これらの試みにより、新会社では3年後、主に広告収入で売上10億円を目指していく。