- 2005/08/25 掲載
日本ピープルソフト、中堅企業市場への製品戦略強化を発表
同社によると、昨今の企業間競争の激化、グローバル化の進展、企業コンプライアンスへの対応などに見られるようにビジネス環境の変化が激しくなるにつれ、中堅・中小企業においてもリアルタイム経営への対応が急務となっており、本格的ERP導入の機運が高まってきている。特に中堅企業のERP導入には、初期投資や運用費用などのトータルコストの抑制というニーズがある一方、「財務会計、人事給与」といったバックエンドの管理システムにとどまらず「生産、物流、購買、在庫」など市場競争に直接関わる業務をリアルタイムに連携させる「統合業務型」システムであることも求められている。
JD Edwards EnterpriseOneは個別業務パッケージと違い、会計、流通、製造の豊富な機能を備える「統合型の本格ERP製品」であり、企業の成長に合わせて継続的に拡張できる。さらに今回、同製品の特別導入パッケージであるRapid Startで提供される様々な導入ベネフィットによって、ERP本来の機能性を求めながらも投資コストを押さえたい中堅成長企業のシステム導入ニーズに応えられるようになる。Rapid Startはベンダ100%保証の標準製品であるため、中堅・中小企業向けのERPパッケージによくある、ビジネス・プロセスを固定化した「テンプレート ソリューション」のようにアプリケーションの柔軟性が充分に活かせなくなるということもない。そのため経営環境の激しい変化に対応して組織や業務の統廃合が頻繁な企業や時代にあわせて新しいビジネスモデルを模索していくような企業に適している。
Rapid Startは、スモールスタートから段階的なシステム拡張を考える中堅企業を対象とし「体感、ERP!はじめなければ変わらない」をキャッチフレーズにしている。導入の適合性を評価する「適合性分析ワークショップ」を無償で提供、定額制サービス価格の採用で導入価格を明確化、さらにオラクルファイナンスの提供するリースタイプの柔軟な支払いプログラムを採用するなどシステムを購入している。また、同社の従来製品と比較して導入期間を約50%短縮してコスト削減も実現し、顧客様企業の予算に合わせた導入を可能にする。販売体制においては同社の営業組織ならびに協業パートナー支援を強化する。導入後も2013年までは継続して製品サポートを行うことを保証し、次世代アプリケーションとなる「プロジェクト・フュージョン」へのアップグレード パスを提供していく考えだ。
JD Edwards EnterpriseOne 8.11(最新版)は現在出荷中、またJD Edwards EnterpriseOne Rapid Startは今秋出荷予定。
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