金融DXの全体像を解明 2025年、銀行のサービスモデルはこう変わる
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DXの実現には「構造変革」が不可欠
メディアなどで目にする機会の多い「2025年の崖」。経産省が2018年9月に発表した「DXレポート」で示されたシナリオだが、次のようなポイントからなる。- 既存システムが老朽化し技術負債化
- IT人材の不足が 43万人まで拡大し、セキュリティリスクを招く
- デジタル化の停滞により経済損失は年間最大12兆円にのぼる
一方で、金融業界を取り巻く外部環境はどのように変化しているだろうか。関係各所やIBMの調査から以下のような変化が起きると考えられる。
1つはスマートフォンの普及だ。スマートフォンの世帯普及率は70%を超え、今後はさらにパソコンが代替されていく。最も資産を保有する60代の保有率も59.2%に達しており、今後10年で82.6%まで拡大していくと見られる。
2つ目は大手プラットフォームの金融ビジネスへの参入だ。2015年は決済(3社)と融資(1社)のみの提供だったが、2019年は、決済(5社)、融資(3社)、資産運用・保険(2社)にまで拡大。この傾向はさらに加速していくだろう。
そして、3つ目は、銀行がこれまで収益源としてきた営業店の価値が変わってきている状況だ。現在、全体コストのうち本部・事務センターを除いた営業店関連が65%を占めており、この資産を維持していくのは難しいと考えられる。一方、IT予算の内訳で見ると、銀行のIT投資のうち「収益強化」を目的にした投資は、9%にとどまっている。
このような背景から、金融業界全体でDXを進めていく必要があることは明らかだ。しかし、実際に企業変革、ビジネス変革を実現していくためには、企業文化の変革を伴う「構造変革」が必要となる。
・金融業界のDXを実現する3つのステップ
・2025年の銀行サービスモデルとは?
・金融機関がデジタルカンパニーとして成功するための構造変革(組織/インフラ)
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