- 2025/04/24 掲載
FRB、金融政策変更すべき時期でない=クリーブランド連銀総裁
[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は23日、不確実性の高さを踏まえると、現在は金融政策を変更すべき時期ではないとの見解を示した。
今は金融政策で「予防的になるのに適した時期ではない」とし、金利に関し行動する前に忍耐強くデータを見極めるべき時期だと指摘した。
米連邦準備理事会(FRB)のバランスシート縮小を引き続き支持する立場も示した。「準備金は依然として十分な水準を上回っており、積極的な管理は必要ないようだ」と述べた。
FRBは3月、バランスシート縮小(量的引き締め、QT)の減速を発表した。
ハマック氏はQT減速を支持していると表明。引き締め継続に十分な準備金がまだあるとしつつ、「ペースを緩めることで、このプロセスをより長く継続させることができる」との見方を示した。
その上で「このペース減速は、そうしなかった場合よりもバランスシートの規模が恒久的に大きくなることを示すものではないと断固解釈している」と強調した。
最近の市場の混乱については、ボラティリティーが高い中でも市場は秩序を保っていると指摘。FRBが介入するには非常に高いハードルがあるとの見方を示した。
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