- 2025/04/24 掲載
ドイツ、今年は初の3年連続景気後退の恐れ=連銀総裁
政府は今年の成長率予想を0.3%からゼロに下方修正した。
ナーゲル氏はワシントンで開催された国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季会合に合わせてインタビューに応じ、「今年はスタグネーション(景気停滞)、ひいては小幅なリセッションの予想となっても驚きではない。全体に経済の不確実性が極めて高く、成長鈍化につながっている」と述べた。
輸出主導のドイツ経済は、米国の関税で深刻な影響を受けるとみられている。
ただナーゲル氏は、関税によるインフレへの影響は欧州よりも米国でより大きな要因となっており、欧州では関税による経済への圧力が主な懸念だと述べた。
また、輸出と産業を基盤とするドイツの経済モデルは揺らいでおり、17年末以降工業生産が減少しているものの、課題に適応できることも証明していると指摘。「ドイツの経済モデルは決して過去のものではない」と述べた。
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