• 2025/04/16 掲載

米エヌビディア、H20輸出制限を一部中国顧客に伝えず=関係者

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Fanny Potkin Liam Mo

[シンガポール 16日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは、中国市場向けに設計した人工知能(AI)用半導体「H20」の輸出にライセンスを取得する必要があることを9日に通知されたが、少なくとも一部の主要顧客には15日の公表まで伝えていなかったことが、関係者2人の話で分かった。

エヌビディアは15日、H20の中国向け輸出にライセンスが必要になると米政府から通知があったとし、55億ドルの費用を計上すると明らかにした。

米政府による半導体の対中輸出規制を受けて設計されたH20は中国向けでは最も先進的な製品で、エヌビディアにとって急成長する中国AI産業との関わりを維持する上で重要となっている。

関係者2人によると、中国の主要クラウド企業はH20の輸出規制について知らされないまま、年内のH20納入を期待していた。エヌビディアの中国販売チームも、15日の発表前に知らされていなかったもよう。

エヌビディアはコメントを控えた。

関係者によると、エヌビディアは今年に入ってからH20を180億ドル相当受注していた。

H20の輸出規制は、中国のAI半導体メーカー、特にエヌビディアと競合する製品を提供する中国の華為技術(ファーウェイ)に恩恵をもたらす可能性がある。

ホワイト・オーク・キャピタル(シンガポール)の投資責任者、ノリ・チョウ氏は「H20システムを制限することで、米国の規制当局は事実上、エヌビディアの中国顧客をファーウェイのAI半導体に流れさせることになる」と指摘。その結果、ファーウェイの半導体設計とソフトウエアの能力は、より多くの顧客と開発経験を得ることで急速に進歩する可能性が高いとの見方を示した。

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