- 2025/04/15 掲載
三井住友、法人向け金融プラットフォーム開始へ 中小対象
[東京 15日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)と傘下の三井住友カードは15日、中小企業を対象に銀行口座・決済・ファイナンスといったサービスをワンストップで提供するプラットフォームを5月から開始すると発表した。
「金利ある世界」への回帰で預金の重要性が増す中、日本の企業の9割以上を占める中小企業へのサービスを通じて、粘着性の高い決済性資金を取り込んでいきたい考え。
SMFGによると、法人向けのネット口座とビジネスカードを軸に機能を拡張するほか、スマートフォン(スマホ)や最先端AIの活用により非対面で迅速な利用が可能になるなど利便性を高くする。企業は業務の効率化から資金繰り支援など総合的にサービスを受けられるようになる。
SMFGの中島達社長は会見で「中小企業に関しては、戦略的にマーケットとはしてこなかった。今回新しいチャレンジとして取り組む」と述べた。
個人向け総合金融サービスとして、23年3月に開始した「Olive(オリーブ)」は、当初の想定を上回る速さで会員数が伸びており、こうした実績やノウハウを生かす。新たに立ち上げるプラットフォームの名称は「Trunk(トランク)」。
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