- 2025/04/08 掲載
米リーバイス、関税の影響不透明と警告 通期業績予想据え置き
通期純売上高は前年比1─2%減少を予想している。
年間見通しに最近の関税措置による影響は織り込まれていない。ハーミット・シン最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会議で「状況が流動的で前例がないため、(関税の)影響ははっきりしない」と述べた。
調査会社イーマーケターのアナリストレイチェル・ウォルフ氏は「リーバイスが予想を据え置いたことは、トランプ関税を巡る不確実性が各ブランドをまひさせる中、先の計画を立てることが不可能なことを示している」と指摘した。
リーバイスの幹部らは1月、中国から米国への直接輸入は商品の1%程度にすぎず、メキシコからの輸入は5%程度だと述べた。
ミシェル・ガス最高経営責任者(CEO)は影響緩和策の一つとして値上げを検討していると述べた。
同社は昨年10月、経営合理化計画の一環として、需要が低迷している「ドッカーズ」ブランドの売却を検討していると明らかにした。
この日発表した第1・四半期(12─2月)決算は調整後1株利益が0.38ドルとなり、市場予想の0.28ドルを上回った。
PR
PR
PR