- 2025/04/08 掲載
原油先物が4年ぶり安値、米関税政策による景気後退を懸念
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 原油先物は7日、値動きの激しい展開となる中、2%下落し約4年ぶりの安値を記録した。米トランプ政権の関税政策により世界経済がリセッション(景気後退)に陥り、エネルギー需要が減少するとの懸念が強まった。
北海ブレント先物の清算値は1.37ドル(2.1%)安の1バレル=64.21ドル。米WTI先物は1.29ドル(2.1%)安の60.70ドル。
いずれも2021年4月以来の安値となった。
前日の海外市場で3ドル以上下落した後、トランプ大統領が関税の90日間停止を検討しているとの報道を受けて、午前の取引で1ドル以上上昇する場面もあった。しかし、その後ホワイトハウスの当局者がこの報道を否定したため、原油価格は再び下落に転じた。
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