超長期債利回り上昇、背景や要因「コメント控える」＝加藤財務相

Takaya Yamaguchi　Kentaro Sugiyama

［東京　１８日　ロイター］ - 加藤勝信財務相は１８日、償還４０年の国債利回りが過去最高となったことに関し「市場の動向についてその背景がどうなのか、要因がどうなのかは従来からコメントを控えている」と述べた。同日午前の閣議後会見で語った。

４０年債利回りが１７日に一時３％と過去最高の水準に上昇。石破茂政権の財政リスクを反映した動きかと問われ、答えた。

加藤財務相は言及すること自体が「市場に与える影響もある」とし、「（金利水準は）市場で決めていくということを踏まえて対応していく」と語った。

会見では、日銀の金融政策を巡り「金融政策の具体については日銀において自主的にお決めいただく」との認識を重ねて示した。

政府・日銀による共同声明（アコード）を踏まえて「物価安定のもとでの持続的な成長を図っていく」とし、「これに向けて日銀においても適切な対応が図られるものと期待している」との考えも語った。