- 2025/02/25 掲載
ヘッジファンド、アジア株買い意欲が16年以降で最高=ゴールドマン
[香港 25日 ロイター] - ゴールドマン・サックスによると、ヘッジファンドのアジア株の買い増し意欲は先週、2016年以来の高水準となった。
ロングポジションとショートポジションの比率は1.5対1。中国と香港がアジアへの資金流入(グロス)の半分近くを占めた。日本は全体の23%、次に台湾、オーストラリアが続いた。2月14─20日のデータをまとめた。
「アジアは現在、MSCI・ACワールドのウエートに対して最もオーバーウエートになっている地域」で、北米からヘッジファンドの資金が流出しているという。
香港株と中国A株は過去1カ月、グローバル市場をアウトパフォームしている。中国の新興AI(人工知能)企業ディープシークの登場でハイテク株が急騰。香港ハンセン指数は3年ぶりの高値を付けた。香港のテック指数は6週連続の上昇。
アリババ・グループなどの注目銘柄は年初から60%以上急騰している。
極端な強気姿勢を受けて、中国の景気回復や米国との競争に対する過度な楽観論を警戒する声が一部で浮上しており、今週の香港・中国株は売りに見舞われている。
CICCリサーチのストラテジスト、ケビン・リウ氏は、センチメントやテクニカル指標が行き過ぎに見えるとして、ハンセン指数について2万3000─2万4000付近で利益を確定することを推奨している。
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