経済同友会の新浪剛史代表幹事は１３日の記者会見で、日本製鉄による米鉄鋼大手ＵＳスチールの買収計画を巡り、日鉄首脳とトランプ米大統領の会談に期待を示した。日鉄はトランプ氏との会談の調整に向け幹部が渡米しており、新浪氏は「じかに大統領に話をしたら、より進展する可能性も大いにある」と述べた。

トランプ氏は日米首脳会談後、「（日鉄が）大きな投資をすることで合意した」と述べた一方で、「過半出資することはない」と表明。日鉄による完全買収計画は大幅に変更される可能性が出ている。

これに対し新浪氏は、「大統領と日鉄の最高経営責任者（ＣＥＯ）が会談できるところまでこぎ着けたのはすごい成果であり、大きな進展だと思う」と評価。その上で「会談がうまくいくことを祈念している」と語った。

【時事通信社】