- 2025/02/13 掲載
ベインなど複数のファンド、トレンドマイクロ買収に乗り出す=関係筋
Milana Vinn
[12日 ロイター] - プライベートエクイティー(PE)企業のベインキャピタルやアドベント・インターナショナル、EQTなどが日本のサイバーセキュリティー企業トレンドマイクロの買収に乗り出していることが、事情を知る関係者の話で明らかになった。
これらのファンドはここ数週間にトレンドマイクロの非公開化に関心を示しており、KKRも関心を持っているという。ただ、買収が成立する保証はなく、トレンドマイクロが独立した企業であり続ける可能性も残っているという。
ロイターは昨年、トレンドマイクロが身売りを検討していると報じていた。
トレンドマイクロはコメントの求めに応じていない。ベインやEQT、KKR、アドベントもコメントを控えた。
トレンドマイクロは1988年に台湾出身のスティーブ・チャン氏らが米国で創業。その後、本社を東京に移した。当初はウイルス対策ソフトメーカーだったが、クラウドやネットワーク向けのセキュリティー製品にラインアップを広げてきた。
サイバー攻撃の脅威が増す中、大手企業はセキュリティー対策への支出を増やしており、サイバーセキュリティー業界のM&A(合併・買収)が活発化している。
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