- 2025/02/03 掲載
メキシコペソが対ドルで2%超下落、22年3月以来の安値 米関税受け
[ニューヨーク/メキシコ市 2日 ロイター] - メキシコペソが2日、薄商いの中、対ドルで2%超下落した。トランプ米大統領が1日、メキシコからの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名したことを受けた。
ペソは一時、2.2%下落し1ドル=21.1523ペソと2022年3月以来の安値を付けた。
メキシコのシェインバウム大統領は1日、報復関税を課すと表明した。2日の演説では、米国が仕掛けた貿易戦争を巡り、理性が勝つべきだとした上で、対抗する勇気を失ってはいないと表明した。
ゴールドマン・サックスの中南米調査責任者、アルベルト・ラモス氏は2日付のリサーチノートで、「メキシコ当局はこの結果に失望を示したが、彼らの発言から、米国との貿易関係をさらに混乱させるような大きなエスカレーションを避けるため、引き続き現実的かつ協力的であり続けると予想している」と語った。
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