Maria Martinez

[ベルリン ３０日 ロイター] - ドイツ財務省は３０日発表の月次報告書で、景気低迷にもかかわらず２０２４年の連邦・州政府の税収が前年比３．８％増加したことを明らかにした。

総税収は８６１１億ユーロ（８９７４億ドル）で、前年比３．１％増の８５５２億ユーロという予想を上回った。

２０２４年のドイツ経済は２年連続のマイナス成長だった。他国との競争激化、エネルギーコストの高騰、依然として高水準の金利が打撃となった。

経済をどのように復活させるかは、２月２３日の総選挙の主要テーマとなっている。

報告書は「経済は依然停滞状態にある」とし、状況が短期的に変化する可能性は低いと分析した。

政府は今年の成長率予想を従来の１．１％から０．３％に引き下げている。