• 2024/10/01 掲載

10月政策決定、インフレ鈍化の自信を反映するものに=ECB総裁

ロイター

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[フランクフルト 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は30日、同中銀はインフレ率が目標の2%に回帰するとの自信を強めており、これを10月の政策決定に反映させるべきだと述べた。

同総裁はブリュッセルで開催された議会公聴会で「最近の動向は、インフレ率が適時に目標に回帰するというわれわれの確信を強めるものだ。次回10月の理事会でこれを考慮する」と語った。

この発言は10月17日の理事会での追加利下げ決定に対する見方をさらに強めるものとなる。

同総裁はまた「一部経済指標は景気回復が逆風に直面していることを示唆している」とし、最近の経済成長率の低迷も認めた。

一方、賃金の伸びが鈍化し企業利益が賃上げの一部を吸収しているとしても、労働市場は依然として底堅いとも述べた。

9月のユーロ圏のインフレ率は、2021年半ば以来初めてECBの目標である2%を下回った可能性が高い。

市場では、インフレ率と弱い成長率により10月に25ベーシスポイント(bp)の利下げが実施されるとの見方が強まり、現在ではほぼ確実とみられている。先週初め時点での確率は25%だった。

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