- 2024/08/29 掲載
米大統領補佐官、中国軍制服組トップと会談 軍の意思疎通強化へ
Trevor Hunnicutt
[北京 29日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は中国訪問最終日となる29日、中国軍制服組トップの張又侠・中央軍事委員会副主席と会談した。
ホワイトハウス当局者によると、サリバン氏は米中両軍の実務レベルでの意思疎通強化を目指す。
張氏とバイデン米政権当局者の会談は初めて。米高官と中国・中央軍事委員会副主席の会談は2018年以来となる。
張氏は会談で「私との会談を希望されたことは米国政府が軍事的安全保障と軍と軍の関係を重視していることを示している」と述べた。
サリバン氏は「このようなやり取りをする機会はめったにないと思う。世界情勢や米中関係を責任を持って管理する必要性を考えると、非常に重要な会談だ」と応じた。
両氏は、軍同士の意思疎通の進展のほか、戦域レベルの指揮官らが近く電話で協議する取り決めに言及した。
また、ホワイトハウスによると、サリバン氏は台湾海峡の安定と南シナ海における航行の自由の必要性について強調。中国によるロシア防衛産業への支援にも懸念を表明した。
サリバン氏は同日中に中国の王毅外相とさらに協議する予定だ。
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