• 2024/08/29 掲載

中国のEV大手BYD、第2四半期は32%増益 価格競争激化でも

ロイター

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[北京 28日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)大手BYD(比亜迪)が発表した第2・四半期決算は、純利益が91億元(13億ドル)と前年比32.8%増加し、2023年末以来の高い伸びとなった。

売上高は25.9%増の1762億元だった。主力モデルの積極的な値下げによる価格競争激化でも純利益が増加した。

自動車および関連製品の販売は総売上高の75.8%を占めた。

ロイターが同社資料に基づき算出したところによると、粗利益率は第1・四半期の21.88%から第2・四半期には18.69%に低下した。

同社は自社でバッテリーを開発するなどして垂直統合型戦略を活用し、中国のEVおよびプラグインハイブリッド車分野で大きくリードしている。

欧州やメキシコなど海外でもプレゼンスを拡大、製造拠点を設立する計画がある。中国から欧州連合(EU)にEVを輸出する場合には17%の追加関税を課せられることになる。

サード・ブリッジのアナリスト、ロザリー・チェン氏は「中国で15万元(2万1046ドル)以下の価格の自動車に関しては、BYDはガラスとタイヤを除いてほぼ全てを自社で製造しているため、絶対的な価格決定力を持っている」と指摘した。

中国で販売される自動車の半分以上は2万1000ドル以下の価格となっている。

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