- 2024/07/29 掲載
米ワーナー、NBAを提訴 放映権の入札巡り
[26日 ロイター] - 米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは26日、放映権の入札を巡り、米プロバスケットボール協会(NBA)を提訴した。
第三者からの提案への対抗案を提示する権利を拒否されたことが契約に違反するとしている。
ワーナーのTNTスポーツは「これは契約上の権利というだけでなく、業界をリードするわれわれのNBAコンテンツを見続けたいと願うファンにとって最善の利益だと強く信じている」と述べた。
NBAの広報担当者、マイク・バス氏はワーナー側の主張には根拠がないと述べた。
NBAは24日、米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニー傘下のスポーツ専門局ESPN、コムキャスト傘下のNBCユニバーサル、米アマゾン・ドットコムとの11年間で770億ドル相当となる契約を発表。TNTスポーツは現行契約の更新に至らなかった。
NBAはアマゾンの案に及ばなかったとしてTNTスポーツの案を土壇場で拒否した。
調査会社イーマーケターのシニアアナリスト、ロス・ベネス氏は訴訟について、裁判所が追加提案権に関してどのように解釈するかによると指摘。
「ワーナーはアマゾン案の条件に合わせることができると主張しているが、NBAはアマゾン案はストリーミング向けで、従来のテレビ放送向けではないとしている」とし、「デジタル放送と従来の放送の権利に関する判例はないため、解釈次第になる」と述べた。
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