• 2025/04/16 掲載

午前の日経平均は反落、エヌビディア急落を嫌気 売買代金細る

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Fumiya Mizuno

[東京 16日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比251円23銭安の3万4016円31銭と反落した。引き続き相互関税や円高が警戒されるほか、人工知能(AI)向け半導体の対中輸出制限が明らかになった米エヌビディアが時間外取引で急落したことが株価を抑えた。前場の売買代金は1兆6000億円台と細り、模様眺めムードを強くしている。

エヌビディアは15日、AI向け半導体「H20」を巡り輸出許可が必要になると米政府から通知があったとし、55億ドルの費用を計上すると明らかにした。同社株は時間外取引で急落し、地合いを悪化させた。

日米交渉の行方を見守りたいとのムードもあり、東京市場は徐々に模様眺めになった。取引時間中に発表された3月の実質国内総生産(GDP)など中国の経済指標は予想よりも良い数字だったが、発表後に株価全般はむしろ下げ幅を拡大、3万4000円の攻防となった。

全体的に薄商いとなっているが、そうなった場合は「先物の仕掛けで上下に振れやすいことを警戒する必要がある」(国内証券ストラテジスト)という。

市場では「次の展開におびえて売りたい、落ち着いたら買いたい、そのいずれでもなく見送りムードが強くなってきた。売買代金も減少しており、当面は方向を探る動きになるのではないか」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が聞かれる。

TOPIXは0.58%安の2498.69ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆6578億2500万円と細っている。

東証33業種では、値上がりは空運業、建設業な9業種、値下がりは精密機器、繊維製品、海運業など24業種だった。

個別では、エーザイなど薬品株に高い銘柄が目立ったものの、朝方は堅調だったトヨタ自動車が値を消した。アドバンテストなどの半導体関連株もさえない。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが581銘柄(35%)、値下がりは992銘柄(60%)、変わらずは62銘柄(3%)だった。

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